【終活の優先順位調査】親にやってほしい終活、1位は「通帳・口座の整理」56.7%──“遺言書”の3倍、でも親が前向きなのは5人に1人

終活の優先順位に関する調査」のタイトル画像(PR media)

30〜69歳の男女300名に調査 ── 「資産の見える化」を望む人は6割、終活が進まない理由1位は「親がまだ元気で切り出しにくい」21.3%

「終活」と聞くと、まず遺言書を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、子の世代が親に本当にやってほしいと感じているのは、もっと手前の”ある準備”でした。

そこで、相続をテーマにした情報メディアを運営するPR media株式会社( https://prmedia.co.jp/ )は、親の終活に対する子世代の意識を明らかにするため、全国の30〜69歳の男女300名を対象に調査を実施しました。親にやってほしい終活、親が終活に前向きか、進まない理由、家族での話し合いの有無などを質問しています。

本調査の結果、親にやってほしい終活の1位は「預貯金・口座(通帳)の整理」で56.7%。遺言書の作成(18.0%)の3倍以上にのぼりました。

一方で、終活を望む子は約8割(79.0%)にのぼるのに、その親が前向きだと感じている子は20.7%(5人に1人)。終活を具体的に話し合えている家庭もわずか10.3%でした。子が求める”資産の見える化”と、親子の温度差・会話不足のあいだに、大きなギャップが浮かび上がっています。

本調査における主な結果
  • 親にやってほしい終活1位は「通帳・口座の整理」56.7%
  • 「資産の見える化」を望む人は約6割
  • 親が終活に前向きと感じるのは5人に1人(20.7%)
  • 進まない理由1位は「親がまだ元気で切り出しにくい」21.3%
  • 終活を具体的に話せているのは10.3%(10人に1人)

※調査方法や対象者などの詳細については、後述の「調査の実施概要」をご覧ください。

目次

主な調査結果

1.親にやってほしい終活、1位は「通帳・口座の整理」56.7%── “遺言書”の3倍超

まず、子は親にどんな終活をしてほしいと考えているのでしょうか。親にやっておいてほしいと感じる終活を、最大3つまで選んでもらいました。

最も多かったのは「預貯金・口座(通帳)の整理・一覧化」で56.7%。次いで「保険の整理・見直し(25.0%)」「不動産(実家など)の今後の方針(23.0%)」「家財・持ち物の整理(22.7%)」と続き、「遺言書の作成」は18.0%にとどまりました。

注目したいのは、預貯金の整理が遺言書の3倍以上選ばれた点です。通帳と保険、いずれかの整理を望む人は約6割。

子が親に求めているのは、財産をどう分けるかという前に、「何が・どこに・どれだけあるのか」という”資産の見える化”だといえます。

2.子の79%が望むのに、親が前向きなのは20.7%── 約4倍の温度差

では、肝心の親は前向きなのでしょうか。終活をしてほしいと考える子(全体の79.0%)に、その親が前向きだと感じるかをみました。

親が前向きだと感じている子は20.7%――5人に1人にとどまりました。むしろ「後ろ向き」と感じる子が24.9%とこれを上回り、最も多いのは「どちらともいえない」でした。

子は動いてほしいのに、親の腰は重い。終活を望む約8割の子と、前向きと感じられる5人に1人の親――この温度差が、終活を止めている大きな要因として浮かび上がります。

3.進まない理由1位は「親がまだ元気で切り出しにくい」21.3%── “健康なうち”の逆説

なぜ、終活は進まないのでしょうか。親に終活をしてほしいと思っても頼みにくい理由を質問しました。

最も多かったのは「親がまだ元気で切り出しにくい」で21.3%。次いで「お金の話を子からしにくい(19.3%)」「何から頼めばいいか分からない(18.0%)」「縁起でもない・気が引ける(16.3%)」と続きました。

自由記述では、「親が面倒くさがり」「本人に協力する気がない」といった声に加え、「認知症で進められない」という切実な回答も寄せられました。本来、終活は親が元気で判断力があるうちにこそ、落ち着いて進められるものです。ところが「まだ早い」「縁起でもない」と先延ばしにし、いざ認知症などで判断が難しくなれば、資産の整理や対策そのものができなくなりかねません

“健康なうち”こそ動くべきという逆説が、ここに表れています。

4.終活を具体的に話せているのは10人に1人(10.3%)── 望み・温度差・会話の三重のズレ

望みはあっても、実際に親子で話せているのでしょうか。終活について家族と話し合った経験を質問しました。

「具体的に話し合ったことがある」は10.3%にとどまりました。「なんとなく話題に出た程度(39.3%)」「話したことはない(50.3%)」を合わせると、89.7%が実質的に話せていないことになります。

子は終活を望み(79.0%)、しかし親は前向きと感じられず(20.7%)、そして会話も具体化していない(10.3%)。望み・温度差・会話、この三つのズレが重なって、終活はなかなか動き出しません。

5.関心は「見える化・節税・簡易診断」── 終活は”資産の棚卸し”から

では、終活や相続について、子はどんなことに関心があるのでしょうか。相談・情報収集できるとしたら関心があることを質問しました。

上位は「相続税がかかるかの簡易診断(36.7%)」「節税・生前対策の方法(不動産・生命保険の活用を含む/27.0%)」「資産の見える化・一覧化の方法(24.7%)」「専門家への相談先(20.3%)」でした。

子が最も望んだ「通帳・口座の整理」は、まさに資産の棚卸しそのものです。預貯金や不動産、生命保険を一覧化し、必要に応じて見直すことが、終活の現実的な第一歩になります。専門的な判断が必要な場面では、専門家に相談することで具体的に進みます。

まとめ:終活は”遺言書”より”見える化”から── 元気なうちに、家族で

本調査からは、子が親に求める終活の1位が「遺言書」ではなく「通帳・口座の整理(見える化)」であることが明らかになりました。財産の分け方の前に、まず”何がどこにあるか”を整理してほしい――それが子の本音です。

しかし、終活を望む子のうち、親が前向きと感じるのは5人に1人(20.7%)。具体的に話せている家庭もわずか10.3%でした。望み・温度差・会話のズレが重なり、終活は動き出しにくいのが実態です。

終活は、親が元気で判断力のあるうちにこそ進められるものです。先延ばしにして認知症などで判断が難しくなれば、資産の整理や対策そのものが難しくなりかねません。

最初の一歩は、親の資産を「見える化」し、家族で話し合うことです。預貯金・不動産・生命保険を一覧化し、必要なら見直すことから始まります。

何から手をつければよいか迷ったときは、相続や資産に詳しい専門家に相談することで、家庭の状況に合わせた進め方が見えてくるはずです。

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調査の実施概要

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項目内容
調査機関自社調査
調査方法インターネット調査(アイブリッジ株式会社「Freeasy」)
対象エリア全国
対象者全国の30〜69歳の男女(実父母または義父母が1人以上いらっしゃる方)
調査期間2026年6月16日
有効回答300名
集計についての注記
  • 「親にやってほしい終活」(セクション1)は複数回答です。
  • 本リリースの調査結果・グラフにおける割合は四捨五入した値を表示しているため、合計が100%にならない場合があります。

PR media株式会社について

PR media株式会社は、コールセンター事業・メディア事業・広告代理業・マーケティング事業・保険代理事業などを手がける企業です。

そのなかで、相続や資産形成といった「お金にまつわる暮らしのテーマ」を、専門的かつ分かりやすく伝える情報メディアを運営しています。読者一人ひとりが、人生の大切な節目を安心して迎えられるよう、信頼できる情報と専門家への相談機会を提供することをめざしています。

終活や相続は、何から始めればよいか分かりにくいものです。迷ったときは、専門家に相談することで、具体的な進め方が見えてきます。

PR media株式会社 会社概要

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設立2018年8月22日
本社所在地東京都渋谷区恵比寿4-3-14 恵比寿SSビル9階
代表取締役藤森 何意
URLhttps://prmedia.co.jp/
事業内容コールセンター事業/メディア事業/広告代理業/マーケティング事業/保険代理事業

この記事を書いた人

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