急に葬儀へ参列することになり、「香典はいくら包めばよいのか」と迷う方は少なくありません。故人との関係や自分の年代によって目安が異なるため、判断しにくい場面もあります。
- 香典袋はどのように書けばよいのか
- 親族や友人にはいくら包めばよいのか
- 4や9など避けた方がよい金額はあるのか
一方で、香典は金額だけで判断するものではありません。地域や家の慣習、故人との付き合いの深さによっても相場は変わります。
また、香典辞退の案内がある場合は、無理に渡さない配慮も必要です。香典袋の表書きやお札の入れ方など、当日までに確認しておきたいマナーもあります。
本記事では、両親や祖父母・友人・職場など、故人との関係別に香典相場を解説します。あわせて、避けたい金額や香典袋の書き方・渡し方・税金の扱いについても整理しています。
本記事を読むことで、自分の立場に合った香典の目安を把握し、当日に向けて必要な準備を進めやすくなるはずです。
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香典の金額相場

香典とは、通夜や葬儀などで遺族へ渡す金銭を指します。故人への弔意を示すほか、遺族の負担を支え合う意味を持つ慣習です。
また、香典の金額は、故人との関係や自分の年代によって異なります。以下の表は、一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会が令和3年度に実施した調査をもとにしています。
調査期間は2021年10月1日〜2022年3月31日で、回答数は5,177件です。2026年9月時点では、同協会が公表する最新の香典調査にあたります。
| 故人との関係 | 40代 | 50代 | 60代以上 |
|---|---|---|---|
| 両親・義理の両親 | 5万円 | 集計なし | 10万円 |
| 祖父母 | 5,000円 | 5,000円 | 1万円 |
| 兄弟姉妹 | 5,000円 | 集計なし | 5万円 |
| おじ・おば | 1万円 | 1万円 | 1万円 |
| いとこなど、そのほかの親戚 | 1万円 | 1万円 | 1万円 |
| 友人・知人とその家族 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 |
| 職場の上司・同僚など | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 |
| 取引先 | 1万円 | 1万円 | 1万円 |
※表は、令和3年度調査で年代別に最も多かった回答額を整理したものです。一般的な相場や推奨額を示すものではありません。「集計なし」は、該当するサンプルが得られなかった場合など、回答額を特定できなかった項目です。
参考:全日本冠婚葬祭互助協会「集計結果」
参考:全日本冠婚葬祭互助協会「香典に関するアンケート調査(令和3年度)」
なお、40代の兄弟姉妹は5,000円が最も多い一方、平均額は29,167円でした。同協会の一般向けマナーでは、兄弟姉妹は5万円が相場の目安とされています。
このため、調査結果と一般的な相場が一致しない場合があります。
両親・義理の両親
両親や義理の両親への香典は、5万〜10万円程度が一つの目安です。身近な親族にあたるため、ほかの関係より高額になる傾向があります。
ただし、自分が喪主や施主として葬儀を出す立場では、香典を別に用意しない場合もあります。金額を決める際は、次の点を確認しておきましょう。
- 自分が喪主や施主を務めるか
- 兄弟姉妹で金額を合わせるか
- 親族内で決まった慣習があるか
特に兄弟姉妹が複数いる場合は、事前に相談しておくと金額差が生じにくくなります。
祖父母
祖父母への香典は、孫の立場で5,000〜1万円程度が目安です。ただし、祖父母との関係性によって金額に幅が出ます。例えば、同居していた場合などは金額を多めにするケースもあります。
判断する際は、以下の点も考慮してください。
- 親族内での金額の決め方
- 祖父母との付き合いの深さ
- ほかの孫と金額を合わせるか
なお、親に扶養されている学生などは、自分で香典を用意しない場合もあります。
兄弟姉妹
兄弟姉妹への香典は、一般的には5万円程度が一つの目安です。ただし、年代や生活状況によって包む金額には差があります。
兄弟姉妹は身近な親族にあたるため、ほかの家族が包む金額や葬儀費用の分担も確認しておくとよいでしょう。主に確認したいポイントは以下のとおりです。
- 故人との付き合いの深さ
- ほかの兄弟姉妹が包む金額
- 自分が葬儀費用を負担しているか
すでに葬儀費用を分担している場合などは、香典を別に用意するか家族内で確認してください。
おじ・おば
おじ・おばへの香典は、1万円程度が一つの目安です。ただし、おじ・おばは付き合いの深さによって金額差が出やすい関係です。例えば、次のような関係では金額を多めにする場合があります。
- 日常的に行き来していた
- 幼い頃から交流が多かった
- 特にお世話になった関係だった
一方、ほとんど交流がなかった場合は、親族内の慣習を基準に判断する方法があります。迷ったときは、親や兄弟姉妹など近い親族へ確認するとよいでしょう。
いとこなど、そのほかの親戚
いとこなど、そのほかの親戚には1万円程度を目安にできます。ただし、親戚というだけで一律に金額が決まるわけではありません。普段の付き合いや親族内の慣習も確認します。
金額を考える主なポイントは以下のとおりです。
- 故人との付き合いの頻度
- 過去に受け取った香典の金額
- 親族内で決められている金額
交流が深いいとこであれば、一般的な目安より多めに包む場合もあります。
友人・知人とその家族
友人・知人への香典は、5,000〜1万円程度が目安です。ただし、友人本人と友人の親では関係の近さが異なるため、分けて考えるのがおすすめです。
- 親しい友人本人:5,000〜1万円程度
- 友人の親や家族:3,000〜5,000円程度
- 特に付き合いの深い友人:関係性に応じて金額を調整
友人グループで参列する場合は、周囲と金額を合わせる方法もあります。高額にしすぎると遺族が香典返しを考える際の負担になるため、関係性に合った金額を選びましょう。
職場の上司・同僚や取引先
職場の上司や同僚への香典は、5,000円程度が一つの目安です。取引先の場合は、1万円程度を包むケースもあります。
ただし、職場では個人で包まず、部署や有志でまとめて香典を渡す場合があります。具体的には、次の点を確認してください。
- 会社に香典のルールがあるか
- 部署でまとめて渡す予定があるか
- 過去の職場での金額と大きく異ならないか
特に上司・同僚の場合は、個人だけ金額を大きく変えるより、職場内の慣習に合わせる方が自然です。取引先についても、会社名義で対応するケースがあるため社内で確認してから準備します。
香典で包んではいけない金額

香典には法律上の決まりはありませんが、弔事では避けられる数字や金額があります。地域や家によって考え方は異なるため、以下は一般的な目安として確認してください。
4や9などの忌み数は避ける
香典では、「4」や「9」を含む金額は避けるのが一般的です。「4」は「死」、「9」は「苦」を連想させる数字として、弔事では忌み数とされています。
例えば、次の金額は選ばない方が無難です。
- 4,000円
- 9,000円
- 4万円
- 9万円
全日本冠婚葬祭互助協会も、香典では「4」「9」をタブーと案内しています。地域や家の慣習による違いはありますが、金額を選べる場合は避けておくとよいでしょう。
参考:全日本冠婚葬祭互助協会「香典をいくら包めばいいの?」
偶数は避けるとされている
香典では、偶数の金額も避ける慣習があります。偶数は割り切れるため、「縁が切れる」といった意味を連想させるという考え方が背景にあります。
ただし、偶数ならすべて避けなければならないわけではありません。
- 4万円は「4」という忌み数にもあたる
- 6万円などは地域や家の慣習も確認する
- 2,000円や2万円は許容される場合がある
偶数を一律に避けるのではなく、金額と地域の慣習を踏まえて判断することが大切です。
相場からかけ離れた金額は避ける
香典は少なすぎる金額だけでなく、高額すぎる場合にも配慮が必要です。故人との関係に比べて金額が大きいと、遺族が香典返しを考える際の負担につながる場合があります。
金額を決める際は、次の点を確認してください。
- 自分の年代
- 故人との関係
- 親族や職場内の慣習
- 日頃の付き合いの深さ
香典は少なすぎても、多すぎても相手への負担になり得るものです。前述した相場を目安にしつつ、周囲とのバランスも見て金額を決めるとよいでしょう。
香典が不要になるケース

香典は、葬儀へ参列する際に必ず用意するものではありません。遺族の意向や葬儀の形式によっては、受け取りを辞退している場合もあります。
まずは案内状や連絡内容を確認し、遺族の意向を尊重することが大切です。
遺族から香典を辞退されたとき
遺族から香典を辞退する旨が伝えられている場合は、その意向に従います。無理に渡すと、かえって遺族の負担になるおそれがあるためです。
香典以外で弔意を伝える方法には、次のものがあります。
- 弔電を送る
- 供花を贈る
- 供物を贈る
ただし、香典とあわせて供花や供物も辞退しているケースがあります。案内状に辞退の範囲が書かれている場合は、その内容を優先してください。
家族葬や直葬で香典を求められないとき
家族葬や直葬だからといって、香典が必ず不要になるわけではありません。葬儀の形式だけで判断せず、遺族からの案内を確認します。
特に確認したい項目は、次のとおりです。
- 受付の有無
- 香典辞退の記載
- 供花・供物の辞退
- 参列できる人の範囲
案内状などに「香典は辞退します」と明記されていれば、持参しないのが基本です。記載がない場合は、必要に応じて親族などへ確認すると判断しやすくなります。
なお、家族葬は参列者を近親者などに限定する葬儀を指すのが一般的です。一方、直葬は通夜や告別式を行わず、火葬を中心に進める形式です。
どちらの場合も、香典を受け取るかどうかは遺族の意向によるため、案内の内容を確かめてください。
喪主や施主として葬儀を出すとき
喪主や施主として葬儀を出す立場では、香典を別に用意しない場合があります。喪主は、遺族を代表して葬儀を主催する立場です。
施主は、葬儀費用を負担する役割を担う人として置かれる場合があります。喪主と施主を同じ人が務めるケースもあります。
香典を用意するか迷った場合は、次の点を確認しておくとよいでしょう。
- 家族内の慣習
- 葬儀費用の分担
- 施主と喪主の役割
葬儀費用を負担しているからといって、全国共通の決まりがあるわけではありません。親族内の慣習や費用の分担状況を踏まえて判断します。
参考:全日本冠婚葬祭互助協会「葬儀までに決めておきたいことは?」

香典袋の書き方

香典袋には、袋の選び方や表書き・氏名の書き方などに一般的な作法があります。ここでは、準備する際に確認したいポイントを順番に見ていきましょう。
包む金額に合った香典袋を選ぶ
香典袋は、包む金額に合ったものを選ぶのが一般的です。金額に対して袋だけが豪華になりすぎないよう、全体のバランスを見て選びます。
また、香典袋には水引が印刷されたものや、実際の水引が付いたものがあります。包む金額や故人との関係を踏まえて選ぶとよいでしょう。香典袋を選ぶ際は、次の点も確認します。
- 包む香典の金額
- 故人との関係性
- 地域や家の慣習
- 葬儀の宗教や宗派
ただし、宗教や宗派によって使用できる表書きや袋の種類も異なる場合があります。
宗教によって表書きが変わる
香典袋の代表的な表書きの例を、宗教別に整理しました。
| 宗教 | 主な表書きの例 | 注意点 |
|---|---|---|
| 仏教 | 御香典・御香料など | 宗派によって御霊前を使わない |
| 神道 | 御霊前・玉串料・御榊料など | 蓮の花が描かれた袋は避ける |
| キリスト教 | 御花料など | 教派や教会によって表書きが異なる |
特に注意したいのが「御霊前」です。仏式の葬儀で広く使われていますが、すべての宗派に共通する表書きではありません。
例えば、浄土真宗本願寺派では「御霊前」を使わず、「御仏前」などを用いると案内しています。ほかに「御供」「御香典」「御香資」も使用可能です。
神道の葬儀である神葬祭では、「御霊前」「玉串料」「御榊料」などが使われます。神社本庁は、蓮の花が付いた不祝儀袋は仏式用と説明しているため、使用時には注意しましょう。
キリスト教も、カトリックとプロテスタントで表書きが異なる場合があります。宗教が分かっていても、迷う場合は葬儀の案内を確認してください。
参考:浄土真宗本願寺派「よくあるご質問」
参考:神社本庁「初穂料・玉串料のマナー」
浄土真宗本願寺派で「御霊前」を使わないのは、単なるマナー上の違いではありません。故人の霊に供えるのではなく、仏さまに供えるという考え方から「御仏前」などを用います。
表書きに迷った場合は、一般的なマナーだけで判断せず、喪家の宗派を確認するとよいでしょう。
名前は薄墨でフルネームを書く
香典袋の表面には、表書きの下へ自分の名前をフルネームで記入します。弔事では、薄墨の筆や筆ペンを使うのが一般的です。書く位置を整理すると、以下のとおりです。
| 記入する内容 | 書く場所 |
|---|---|
| 表書き | 水引の上 |
| 氏名 | 水引の下 |
| 位置 | 中央にそろえる |
薄墨には、悲しみのため墨を十分にすれなかったといった意味があるとされています。薄墨の筆ペンを用意できない場合も、読みやすさを優先して丁寧に記入してください。
なお、宗教や地域によって書き方の慣習が異なります。案内があるときは、その内容に合わせるとよいでしょう。
中袋に金額と住所を書く
中袋が付いている香典袋では、包んだ金額や住所などを記入します。遺族が香典を整理するときに、誰からいくら受け取ったのか確認するための情報です。
主な記入内容をまとめました。
| 記入する内容 | 書き方の例 |
|---|---|
| 金額 | 金壱萬円など |
| 氏名 | 自分のフルネーム |
| 住所 | 郵便番号から記入 |
金額には、「一」を「壱」、「三」を「参」とする旧字体の漢数字を使う慣習があります。例えば、1万円なら「金壱萬円」と記載する方法です。
ただし、旧字体でなければ受け取ってもらえないわけではありません。読み間違いが生じないよう、金額を明確に書くことを意識してください。
夫婦や連名で出すときの書き方
夫婦で香典を包む場合は、世帯として一つの香典袋にまとめるのが一般的です。基本的には夫のフルネームを書き、必要に応じて妻の名前を並べます。
連名の場合は、人数によって書き方を変えます。
| 出す人 | 書き方の目安 |
|---|---|
| 夫婦 | 夫のフルネームを中心に書き、妻の名前を添える |
| 2〜3人 | 目上の人から順に氏名を書く |
| 4人以上 | 代表者名と「外一同」などを書き、全員の氏名を別紙に記載する |
会社や部署でまとめて香典を出す場合は、会社名や部署名を添えるケースもあります。職場に決まった書き方があるときは、社内の慣習を確認してから準備してください。
香典を渡すまでのマナー

香典は、金額や香典袋だけでなく、当日の持参方法や渡し方にも一般的な作法があります。準備から受付までの流れを把握しておくと、当日も落ち着いて対応しやすくなるでしょう。
お札は新札を避けて向きをそろえる
香典には、新札ではなく使用感のあるお札を包むのが一般的です。複数枚を包む場合は、表裏や上下の向きをそろえておきます。
準備する際は、以下の点を確認してください。
- お札の向きをそろえる
- 新札には軽く折り目をつける
- 汚れや破れが目立つお札は避ける
手元に新札しかない場合は、一度軽く折ってから包む方法があります。一方、汚れや破損が目立つお札を選ぶ必要はありません。
香典袋は袱紗に包んで持参する
香典袋は、そのままバッグなどへ入れず、袱紗(ふくさ)に包んで持参するのが一般的です。袱紗とは、香典袋を包んで持ち運ぶための布で、袋の汚れや折れを防ぐ役割もあります。
弔事での基本的な扱いを整理しました。
| 場面 | 主な所作 |
|---|---|
| 持参するとき | 香典袋を袱紗に包む |
| 受付に着いたとき | 袱紗から香典袋を取り出す |
| 手渡すとき | 表書きを相手が読める向きにする |
弔事の袱紗は右、下、上、左の順に折る方法が一般的とされています。渡す際は丁寧に開き、相手から表書きが読める向きにしましょう。
受付でお悔やみの言葉を添えて渡す
葬儀会場に着いたら、受付で記帳し、香典を渡します。その際は、「このたびはご愁傷さまでございます」など、短いお悔やみの言葉を添えます。
基本的な受付での流れは、以下の順番です。
- 受付でお悔やみの言葉を伝える
- 袱紗から香典袋を取り出す
- 相手から読める向きへ香典袋を回す
- 両手で受付の方へ差し出す
- 芳名帳などへ記帳する
なお、通夜と告別式の両方に参列する場合でも、香典を渡すのは1回が一般的です。通夜ですでに渡していれば、告別式でもう一度包む必要はありません。
参列できないときは現金書留で郵送する
通夜や葬儀へ参列できない場合は、香典を現金書留で郵送する方法があります。現金を普通郵便で送ることはできないため、郵便局で現金書留として手続きしてください。
日本郵便も、現金を送る場合は現金書留を利用するよう案内しています。郵送する際の主なポイントは、以下のとおりです。
- お悔やみの手紙を添える
- 香典は不祝儀袋に入れる
- 現金書留用の封筒に入れて送る
なお、書留は郵便ポストへ投函できません。郵便局の窓口から差し出す必要があります。
参考:日本郵便「郵便物等の損害賠償制度」
香典に税金はかかるのか

香典を受け取る側になると、「受け取ったお金に税金がかかるのか」と疑問に思う方もいるかもしれません。香典や葬儀費用には、相続税や贈与税に関する一定の取扱いがあります。
ここでは、国税庁の情報をもとに整理します。個別の状況によって判断が異なる場合は、税理士に相談してください。
※2026年9月時点の情報です。
受け取った香典に税金はかからないとされている
個人から受け取る香典は、社会通念上相当と認められる金額であれば、贈与税がかからないとされています。税金の扱いを整理すると、以下のとおりです。
| 税金 | 香典の主な扱い |
|---|---|
| 相続税 | 故人に帰属する財産ではないため、原則として課税対象にならない |
| 贈与税 | 社会通念上相当な金額であれば課税されないとされている |
ただし、どの程度までが「社会通念上相当」なのか、一律の金額が決められているわけではありません。香典として一般的な範囲を大きく超える金額を受け取った場合などは、個別の判断が必要です。
参考:国税庁「No.4405 贈与税がかからない場合」
葬儀費用は相続財産から差し引ける
一定の葬式費用は、相続税を計算する際に遺産総額から差し引けるとされています。葬式費用そのものが故人の債務になるわけではありませんが、相続税では控除が認められています。
国税庁が葬式費用として挙げている主な支出は、以下のとおりです。
| 費用 | 主な内容 |
|---|---|
| 読経料など | 葬式に際して寺院などへ支払った費用 |
| 通夜などの費用 | 葬式の前後に生じた通常必要な費用 |
| 火葬・埋葬費用 | 火葬や埋葬、納骨などにかかった費用 |
| 遺体などの運搬費 | 遺体や遺骨の回送などにかかった費用 |
すべての支出を自由に差し引けるわけではありません。実際に何を葬式費用として扱えるかは、支出の内容を確認して判断する必要があります。
参考:国税庁「No.4129 相続財産から控除できる葬式費用」

香典返しの費用は差し引けない
香典返しにかかった費用は、相続税の計算で遺産総額から差し引く葬式費用には含まれません。葬儀に関連する支出でも、税務上の扱いは同じではない点に注意が必要です。
| 支出 | 葬式費用としての扱い |
|---|---|
| 通夜の費用 | 控除できるとされている |
| 火葬・埋葬費用 | 控除できるとされている |
| 香典返しの費用 | 控除できない |
| 墓石・墓地の購入費 | 控除できない |
| 初七日などの法要費用 | 控除できない |
そのため、「葬儀に関連して支払った費用なら、すべて相続財産から差し引ける」と考えないようにしてください。判断に迷う支出がある場合は、税理士に確認するとよいでしょう。
相続税では、葬儀に関係する支出でも、控除できるものとできないものが分かれます。名称ではなく、実際に何のために支払った費用なのかを確認することを心がけてください。
例えば、通夜や火葬に必要な費用は控除対象とされています。一方、香典返しや法要の費用は対象外です。領収書や支払内容が分かる資料は、相続税の確認が終わるまで保管しておきましょう。
もし、個別の支出が控除対象になるか迷う場合は、自己判断せず税理士に相談してください。
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(当メディア調査・2026年6月/回答300名)
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香典の相場に関するよくある質問

ここでは、香典の相場に関してよくある質問にお答えします。
まとめ:香典は関係性に合った金額で、葬儀のあとの相続は早めに相談を

香典の金額は、故人との関係や自分の年代をもとに考えるのが一般的です。ただし、地域や家によって慣習が異なるため、相場はあくまで目安として捉えましょう。
- 香典の目安は、故人との関係と自分の年代をもとに考える
- 4や9などの忌み数や、相場からかけ離れた金額は避ける
- 辞退の案内があるときは、遺族の意向を優先する
- 表書きは宗教や宗派に合わせ、お札は新札を避ける
- 受け取った香典に税金は原則かからず、香典返しは控除できない
金額を決める際は、4や9などの忌み数を避けるといった作法にも配慮が必要です。お札は新札を避け、香典袋の表書きは宗教や宗派に合わせて選びます。
また、自分が葬儀を出す側になれば、実家や預貯金などの引き継ぎも考える必要があります。葬儀後は複数の手続きが重なるため、財産全体をどのように整理するか迷う方も少なくありません。
PR mediaでは、不動産の評価・活用・売却などを含め、相続後の財産整理について相談できます。何から考えればよいか分からない場合は、1分程度のアンケートで現在の状況を整理するところから始めてみてください。
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