身辺整理は何から始める?整理するものと無理のない進め方

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身辺整理は何から始めるか、整理するものと無理のない進め方を解説する記事のアイキャッチ画像

身辺整理という言葉を目にして、何をどこから手をつければよいのか迷っている方も多いかもしれません。こんな疑問をお持ちではないでしょうか。

こんな疑問をお持ちではありませんか
  • 身辺整理とは何をすることなのかが分からない
  • 生前整理や遺品整理と何が違うのかを知りたい
  • 何をいつから、どう進めればよいのか見当をつけられるようになりたい

身辺整理は、身の回り全体を整えていく取り組みです。

全体像を知らないまま片付けから入ると、通帳や保険証券の在りかが分からないまま作業だけが進み、あとで家族が探すことになりかねません。整理する対象と順番を押さえておけば、無理のない範囲で今日から手を動かせます。

当メディアの調査では、終活(親の資産や希望の整理)について親や家族と話し合ったことがあるかを尋ねました。「話したことはない」が50.3%、「なんとなく話題に出た程度」が39.3%でした。

具体的に話し合えている方は、10.3%にとどまっています。多くのご家庭で話題になりにくいテーマだという実態がうかがえます。手がつけられていないのは、あなただけではありません。

(当メディア調査/2026年6月・回答300名)

読み終えるころには、整理する対象と進め方、そして実家や持ち家のように自分だけでは決めきれない部分の相談先までが見えてきます。

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当メディア『タクソウ(託す相続)』は、PR media株式会社(東京都渋谷区/2018年設立)が運営しています。代表取締役の藤森 何意は、相続の総合的な知識を持つ「相続診断士」の資格を保有。PR mediaは保険代理事業を展開するとともに、不動産の売買・賃貸管理を手がける企業グループに属し、相続対策と関わりの深い不動産・保険分野の実務知見を有しています。

当サイトの記事は、国税庁:相続税・贈与税に関する情報国税庁:統計情報(相続税の申告事績等)裁判所:司法統計法務省 等の公的データと、グループでの不動産・保険業務における実務経験に基づいて作成しています。個別の税務・法律のご判断については、税理士・司法書士等の専門家へのご相談をおすすめしています。

目次

身辺整理と生前整理・遺品整理はどう違うのか

身辺整理と生前整理・遺品整理は誰がいつ行うかで違うことを示す見出し画像

身辺整理(しんぺんせいり)とは、自分の身の回りにある物・お金・情報・人づきあいを、自分の手で整えることです。よく似た言葉に生前整理と遺品整理があり、誰がいつ行うのかという点が違います。

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項目身辺整理生前整理遺品整理
行う人本人本人(家族が手伝う場合もある)家族や相続人
行う時期元気なうちに、思い立ったとき元気なうちに相続が発生したあと
主な対象物・財産・契約・情報・人づきあい物と財産が中心故人の持ち物や住まい
目的暮らしを整え、引き継ぐ準備をする財産や物を整理しておく住まいを片付け、遺産を確認する

3つの語句の違いは、「誰が」「いつ」行うのかという点にあります。身辺整理と生前整理は本人が元気なうちに行うもので、遺品整理は相続が発生したあとに家族が行う作業です。

自分で進められるうちに手をつけておけば、家族の作業量はその分だけ減っていきます。

身辺整理は自分で身の回りを整えること

身辺整理とは、物の片付けだけでなく、もっと広い範囲を含む取り組みです。整理の対象は次の4つに分けると見通しが立ちます。

身辺整理で扱う4つの対象
  • 物:衣類、家具、家電、書類など形のある品
  • お金:預貯金、不動産、保険、ローンなどの資産
  • 契約と情報:有料サービス、スマホやパソコンの中のデータ
  • 人づきあい:年賀状のやりとりや連絡先

「身の回りの整理」や「生活の棚卸し」と呼ばれることもありますが、中身はほぼ同じだと考えてよいでしょう。4つのうち、目に見える物は比較的手をつけやすい部分です。

一方で契約や情報は本人以外には分かりにくく、そのまま残りがちです。片付けだけで終わらせずに情報面まで整理しておくことが、家族の負担軽減につながります

参考:国民生活センター「今から考えておきたい「デジタル終活」

生前整理は元気なうちに財産やモノを整理すること

生前整理は、元気なうちに自分の財産や物を整理しておく取り組みを指します。身辺整理とほぼ同じ意味で使われる場面もあり、明確な線引きがあるわけではありません。

生前整理と身辺整理の使い分け
  • 生前整理:財産と物の整理に重心があり、相続を意識した言葉として使われやすい
  • 身辺整理:財産に加えて、契約・情報・人づきあいまで含めた広い意味で使われやすい
  • 共通点:どちらも本人が行い、元気なうちに進める

自治体の資料でも、終活として取り組む課題は、老後の介護や医療、葬儀や遺品整理、相続など幅広い分野にわたるとされています。生前整理も身辺整理も、この幅広い課題の一部にあたるという位置づけです。

呼び方の違いにこだわるよりも、自分が何を整理したいのかをはっきりさせるほうが、作業は進めやすくなります。

参考:世田谷区「(仮称)終活支援センターの開設について

遺品整理は家族が亡くなったあとに行うこと

遺品整理とは、相続が発生したあとに、残された家族や相続人が故人の持ち物を整理する作業です。

遺品整理の特徴
  • 行う人:本人ではなく、家族や相続人
  • 行う時期:相続が発生したあと
  • 判断の材料:本人に確認できないため、残された記録や書類が頼りになる
  • よくある負担:残す品と処分する品の線引きに迷い、作業が長引きやすい

国民生活センターは、遺品整理サービスで料金や作業内容をめぐるトラブルが起きていると注意を呼びかけています。同センターのアドバイスの1つが、残す遺品と処分する遺品を分けておくことです。

この線引きを元気なうちに決めておけば、家族が迷う場面を減らせます。身辺整理は、遺品整理の負担を前もって軽くする取り組みでもあります。

参考:国民生活センター「こんなはずじゃなかった!遺品整理サービスでの契約トラブル

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💡 専門家からの補足

ご相談の現場でよく伺うのが、「実家の片付けが終わらないまま何年も経ってしまった」という声です。判断の基準を決められる人が不在だと、作業はどうしても止まります。

自分の持ち物を「残す・迷う・手放す」の3つに仕分けてみてください。迷う物に日付を書いた付箋を貼っておくだけでも、家族はぐっと動きやすくなります。

身辺整理をするとどんな良いことがあるか

身辺整理で家族の負担が減り財産の全体像や暮らしの安全が整うことを示す見出し画像

身辺整理をすると、今の暮らしと将来の安心が同時に整っていきます。義務としてやるもの、というわけではありません。手をつけた分だけ効果が積み重なっていくものです。主な効果を4つに分けて見ていきましょう。

家族が引き継ぐときの負担が減る

相続が発生すると、家族には期限のある手続きが続けて発生します。代表的なものは次の2つです。

期限のある代表的な手続き
  • 相続放棄・限定承認の申し立て:相続が始まったことを知ったときから3か月以内
  • 相続登記(不動産の名義を変える手続き)の申請:不動産を取得したことを知った日から3年以内

限定承認とは、受け継ぐプラスの財産の範囲内で借金も引き継ぐという選び方です。また、相続登記を正当な理由なく申請しないままにすると、10万円以下の過料の対象になります。

過料とは、行政上のペナルティとして納めるお金で、刑罰ではありません。

3か月という期間は、財産の全体像が分からない状態から調べ始めると、あっという間に過ぎていきます。どの金融機関に口座があるのか、ローンが残っているのかが分からず、書類を探すところから始めることになるためです。

本人が財産の一覧を残しておけば、家族は「探す」ではなく「確認する」から入れます。あらかじめ準備を進めておけば、期限のある手続きにも余裕をもって対応できます。

参考:裁判所「相続の放棄の申述

参考:法務省「相続登記の申請義務化

自分の財産の全体像を把握できる

身辺整理を進めると、自分がどれだけの財産を持っているのかが見えてきます。書き出しておきたい種類を整理しました。

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種類具体例確認できる書類など
預貯金銀行口座、ゆうちょ口座通帳、キャッシュカード
不動産自宅、実家、土地権利証、固定資産税の納税通知書
有価証券株式、投資信託取引報告書、証券会社からの通知
保険生命保険、医療保険、個人年金保険証券、保険料控除証明書
負債住宅ローン、カードローン返済予定表、契約書

国税庁は、相続税の対象になる財産として、現金・預貯金・有価証券・宝石・土地・家屋などを挙げています。自分が保険料を負担している生命保険の保険金や、退職金も相続税の対象に含まれます。

当メディアの調査では、親の資産を把握できていない方に、特に把握できていないと感じる資産を最大3つまで選んでもらいました。

「預貯金(銀行口座の数・残高)」が73.0%でもっとも多く、「生命保険・医療保険・個人年金」が44.0%、「有価証券」が27.0%と続きます。

日常的に目にしない資産ほど、家族からは見えにくくなるという実態がうかがえます。

(当メディア調査/2026年5月・親がご存命で親の相続財産を把握できていない人200名・複数回答)

参考:国税庁「No.4105 相続税がかかる財産

今の暮らしが快適で安全になる

身辺整理の効果は、将来だけでなく今日の暮らしにも表れます。片付けによって減らせる住まいの危険は、以下のとおりです。

片付けで減らせる住まいの危険
  • 床に積んだ荷物や紙袋につまずく
  • 廊下や階段が狭くなり、体勢を崩しやすくなる
  • 使っていない家電のコード類に足を引っ掛ける
  • しまい込んだ物が探せず、無理な体勢での動作が増える

消費者庁によると、高齢者の転倒事故の約半数は住み慣れた自宅で起きており、寄せられた事故情報のうち8割以上の方が通院や入院が必要なけがを負っていました。慣れた家であっても、危険がなくなるわけではありません。

物を減らして通り道を確保するだけでも、日々の安全性は変わります。整理は、快適さと安全の両方を取り戻す作業だと考えると取り組みやすくなるはずです。

参考:消費者庁「10月10日は「転倒予防の日」、高齢者の転倒事故に注意しましょう!

自分の希望を家族に伝えられる

整理の過程で出てきた希望は、書き残しておくと家族に伝わります。残し方は大きく2つです。

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方法書ける内容法的な効力
エンディングノート財産の一覧、連絡先、医療や葬儀の希望など自由なし
遺言書財産の分け方の指定などあり(形式の要件を満たした場合)

財産の分け方まで決めておきたい場合は、遺言書が必要になります。自筆で作成した遺言書は、法務局が保管する自筆証書遺言書保管制度を利用できます。保管の申請手数料は、1件につき3,900円です。

この制度を使うと、紛失や書き換えの心配が減り、家庭裁判所での検認という手続きも不要になります。書き方や分け方の判断が必要な場面では、司法書士や弁護士へご相談ください。

※2026年9月時点。制度の内容や手数料は変わる可能性があります。

出典:政府広報オンライン「知っておきたい遺言書のこと。無効にならないための書き方、残し方

💡 専門家からの補足

財産の一覧をつくると、使っていない口座や、内容を覚えていない保険が出てくることがあります。整理の目的は減らすことだけではなく、「何を持っているかを自分で説明できる状態にする」ことです。

金額の正確さより、一覧に載っていること自体が役に立ちます。書けない欄は空白のままで構いません。

身辺整理を始めるタイミング

身辺整理を始めるきっかけは年齢ではなく定年や引っ越しなど生活の変化であることを示す見出し画像

身辺整理を始めるきっかけになるのは、年齢よりも生活の変化です。何歳になったら始めるといった決まりはありません。当てはまりそうな場面を4つ挙げます。

定年退職や子どもの独立など生活が変わるとき

生活の形が変わるときは、持ち物と契約が今の暮らしに合っているかを見直す機会になります。

見直しのきっかけになる変化
  • 定年退職で、通勤用の衣類や仕事関係の書類が不要になる
  • 子どもの独立で、使わない部屋や家具が出てくる
  • 再雇用や転職で、収入と支出の形が変わる
  • 年金の受け取りが始まり、家計を見直す機会が生まれる

内閣府の高齢社会白書によると、65歳以上の人口は3,624万人、高齢化率は29.3%です(令和6年10月1日現在)。労働力人口に占める65歳以上の方の比率も上昇傾向にあり、定年がそのまま生活の区切りにならない方が増えています。

年齢そのものより、時間の使い方が変わったかどうかを目安にすると、始めどきを判断しやすくなります。

出典:内閣府「令和7年版高齢社会白書

引っ越しやリフォームを考えるとき

住まいに手を入れる予定があるときは、整理がまとめて進みやすい時期です。

引っ越し・リフォーム時が進めやすい理由
  • 荷物をすべて出すため、持ち物の量を把握しやすい
  • 運ぶ量が減れば、費用の負担も軽くなる
  • 収納の設計を、今の暮らしに合わせて決め直せる
  • 期日があるため、作業が先送りになりにくい

国民生活センターは、不用品回収サービスが引っ越しや自宅整理の機会に利用されていると説明しています。一方で相談も増えており、2021年度には2,000件を超えました。

作業を進めるタイミングと、依頼先の選び方は切り分けて考えると安心です。

出典:国民生活センター「不用品回収サービスのトラブル

親の相続や遺品整理を経験したとき

自分が受け取る側を経験すると、何が大変だったのかが具体的に分かります。

相続を経験して分かること
  • 財産の一覧がなく、口座や保険を探すのに時間がかかった
  • 実家の片付けに、想像以上の手間と費用がかかった
  • 誰がどの手続きをするのかで、家族の間の調整が必要になった
  • 名義が変わっていない不動産が見つかった

親の遺品整理で苦労した経験をきっかけに、自分の身辺整理を始める方もいらっしゃいます。2024年4月からは相続登記の申請が義務になり、不動産を取得したことを知った日から3年以内の申請が必要になりました。

義務化より前に相続した不動産も対象で、その場合は2027年3月31日までの申請が求められます。経験して感じた不便を、自分の整理に反映させてみてください。

※2026年9月時点の情報です。

出典:法務省「相続登記の申請義務化

体力や気力の変化を感じたとき

次のような変化を感じたら、作業量を見直す合図として受け取ってください。

作業量を見直す合図
  • 重い物を運ぶのがつらくなってきた
  • 高いところの荷物を下ろすのに不安がある
  • 片付けを始めても、途中で疲れてしまう
  • 細かい書類を読むのに時間がかかる

国民生活センターは、65歳以上の家庭内での事故を分析しています。事故の構造や発生状況は、2013年の分析当時と大きく変わっていないという報告です。住み慣れた家の中にも、リスクは潜んでいます。

変化を感じたときこそ、1日15分だけ、今日はこの棚だけといった区切りで進めるほうが続きます。書類の整理のように体力を使わない部分から始める方法もあります。

参考:国民生活センター「医療機関ネットワーク事業情報からみた高齢者の家庭内事故

💡 専門家からの補足

「気力があるうちに始めればよかった」という振り返りもよく伺う内容です。身辺整理は判断力と体力の両方を使う作業なので、思い立った時期がそのまま適した時期になります。

開始の時期を決めかねている方には、明るい時間帯に、座ったままできる書類の仕分けから着手する方法をおすすめしています。

身辺整理で整理するもの

身辺整理で整理する対象が身の回りの品や財産・契約・デジタル情報など7つに分かれることを示す見出し画像

整理する対象は、物・財産・契約・情報・人づきあいに分かれます。相続では借金などのマイナスの財産も引き継ぐ対象になるため、プラスとマイナスの両方を書き出しておく必要があります。

全体像を一覧にしました。

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分類主な対象整理の目安
身の回りの品衣類、家具、家電、趣味の道具使っていない物から手放す
プラスの財産預貯金、不動産、有価証券、保険一覧にして所在を記録する
マイナスの財産住宅ローン、カードローン、保証債務残高と返済先を書き出す
契約中の有料サービスサブスクリプション、月額サービス使っていない契約を解約する
デジタルデータ写真、連絡先、ID・パスワード家族が確認できる形で保管する
重要書類保険証券、年金関係の書類、権利証保管場所を1か所にまとめる
人間関係年賀状、連絡先負担の軽いものから見直す

7つのうち、手をつけやすいのは身の回りの品です。ただし、家族が困りやすいのは財産・契約・デジタルデータの3つになります。片付けと並行して、書き出す作業も少しずつ進めてください。

衣類や家具などの身の回りの品

物の整理は、手放す基準を先に決めておくと迷いが減ります。3つに仕分ける方法が扱いやすいでしょう。

物を3つに仕分ける基準
  • 残す:日常的に使っている物、手元に置きたい思い出の品
  • 迷う:1年以上使っていないが、判断がつかない物
  • 手放す:使う予定がなく、譲るか処分してよい物

迷う物は箱にまとめ、日付を書いておくと次の機会に判断しやすくなります。家電や粗大ごみの処分は、お住まいの自治体のルールに沿って進めてください。

環境省は、市区町村の許可や委託を受けずに家庭のごみを回収することは認められていないと説明しています。回収を依頼するときは、許可の有無を確認するところから始めてください。

参考:環境省「廃棄物の処分に「無許可」の回収業者を利用しないでください!

預貯金や不動産などのプラスの財産

財産は、金額よりも「どこに何があるか」を書き出すことが優先です。項目ごとに次の内容をまとめます。

財産ごとに書き出す内容
  • 預貯金:金融機関名、支店名、口座の種類
  • 不動産:所在地、種類(土地・建物)、名義
  • 有価証券:証券会社名、銘柄の種類
  • 保険:保険会社名、証券番号、受取人
  • そのほか:貴金属、自動車、貸付金など

さきほども述べたとおり、国税庁は相続税がかかる財産の範囲を「金銭に見積もることができる経済的な価値のあるものすべて」としています。この中には貸付金や著作権のように、通帳や登記からは見えにくいものも含まれるため注意が必要です。

金額まで書けなくても構いません。所在さえ分かれば、家族は問い合わせから確認を進められます。

出典:国税庁「No.4105 相続税がかかる財産

ローンや借金などのマイナスの財産

相続では、プラスの財産だけでなく借金などのマイナスの財産も引き継ぐ対象になります。書き出しておきたい種類を整理しました。

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種類具体例確認できる書類
借入金住宅ローン、カードローン、自動車ローン返済予定表、契約書
未払金医療費、税金、公共料金請求書、納税通知書
保証債務他の方の借入の保証人になっている場合保証契約書

保証債務とは、他の方が返済できなくなったときに代わりに支払う責任のことです。国税庁は、相続税を計算するときに、ご本人が残した借入金などの債務を遺産総額から差し引けるとしています。

対象になるのは、相続が発生した時点で存在し、確実と認められる債務です。

マイナスの財産を隠さず書き出しておくと、家族は相続するかどうかを判断できます。相続放棄には期限があるため、判断が難しい場合は早い段階で弁護士や司法書士へご相談ください。

参考:国税庁「No.4126 相続財産から控除できる債務

参考:裁判所「相続の放棄の申述

契約中の有料サービス

毎月の支払いは、契約した本人しか把握していないことが多い項目です。見落としやすいものを挙げます。

見落としやすい有料サービス
  • 動画や音楽の配信サービス
  • クラウドストレージ、セキュリティソフト
  • 新聞、雑誌、食品などの定期購入
  • 通信回線やスマホの付帯オプション
  • 会費制の団体、スポーツ施設

国民生活センターには、故人が契約したサブスクリプションの請求を止めたくても、IDやパスワードが分からないという相談が寄せられています。契約先が特定できないと、支払いだけが続く可能性もあるとのことです。

サービス名と支払い方法を一覧にしておけば、今の自分にとって不要な契約を見直すきっかけにもなります。通帳やクレジットカードの明細を1か月分見るところから試してみてください。

参考:国民生活センター「今から考えておきたい「デジタル終活」

スマホやパソコンの中のデータ

端末の中には、契約や資産の情報がまとめて入っています。種類ごとの整理方法を表にしました。

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情報の種類整理の方法
端末のロック解除スマホ・パソコンのパスコード紙に書き、保管場所を家族に伝える
金融関係ネット銀行、ネット証券サービス名と口座の有無を一覧化する
連絡先・写真電話帳、クラウド上の写真残す物を選び、保存先をまとめる
アカウントSNS、メール削除や引き継ぎの希望を書き残す

国民生活センターは、遺族が故人のスマホやパソコンのロックを解除できず、契約先を確認できない事例を紹介しています。第三者がロックを解除するのは難しいのが実情です。

エンディングノートにIDやパスワードを記載するなど、何らかの対策をしておくのがおすすめです。

参考:国民生活センター「今から考えておきたい「デジタル終活」

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保険証券や年金手帳などの重要書類

書類は、1か所にまとめておくだけで探す手間がなくなります。集めておきたいものを挙げます。

1か所にまとめたい書類
  • 保険証券、共済の証書
  • 年金手帳または基礎年金番号通知書、年金証書
  • 不動産の権利証(登記識別情報通知)、固定資産税の納税通知書
  • 預貯金の通帳、キャッシュカード
  • マイナンバーカードなどの本人確認書類

この中で、年金手帳は2022年4月から新規の発行が終わり、代わりに基礎年金番号通知書が発行されています。

それでも処分しないほうがよいのは、日本年金機構が、すでに交付済みの年金手帳も基礎年金番号の確認書類として使えると案内しているためです。

古い書類だと考えて処分せず、保管したうえで置き場所を家族の誰かに伝えておいてください。

※2026年9月時点の情報です。

参考:日本年金機構「「基礎年金番号通知書」は被保険者あてに送付します

人間関係

人づきあいも、一度に整理せず徐々に進めるのがおすすめです。

人づきあいの見直し方
  • 使っていないSNSのアカウントを整理する
  • 連絡先を、今もつながりのある方に絞って書き出す
  • 万が一のときに連絡してほしい方の一覧をつくる

人づきあいの整理は、関係を断つことではありません。内閣府の高齢社会白書では、65歳以上の一人暮らしの方が増えていることが示されています。連絡先の一覧づくりは、日ごろの安否の確認という面でも役に立ちます。

負担に感じている部分だけを軽くして、続けたいつながりは残す形が現実的です。

出典:内閣府「令和7年版高齢社会白書

💡 専門家からの補足

保険は、契約したあと長く見直されないまま残りやすい項目です。ご相談の場でも、受取人が現在の家族構成と合っていないケースや、同じような保障が重複しているケースを見かけます。

証券を並べて、保障の内容と受取人を確認するだけでも、身辺整理としての意味は十分にあります。

身辺整理の進め方

身辺整理を書き出しから財産目録・解約・処分・エンディングノートまで5ステップで進める流れを示す見出し画像

いきなり物を捨て始めると、途中で判断に迷って作業が止まりやすくなります。全体を把握してから動く順番で、5つのステップに分けて進めましょう。

STEP1 整理するものをリストアップする

最初に行うのは、手放す判断ではなく書き出す作業です。次の順番で進めます。

書き出しの順番
  1. 部屋ごとに、目に見える物を書き出す
  2. 通帳や証券など、財産に関わるものを書き出す
  3. 毎月の引き落としを見て、契約中のサービスを書き出す
  4. スマホとパソコンの中で、家族に必要な情報を書き出す

紙1枚でも、スマホのメモでも構いません。自分が何をどれだけ持っているのかを把握しておくと、そのあとの作業がぐんと進めやすくなります。

捨てるか否かの線引きは、本人が元気なうちに決めておくほうが確実です。書き出す段階では判断を保留にしても構いませんので、今所有しているものの把握に集中するのをおすすめします。

STEP2 財産目録をつくって全体を把握する

書き出した財産を1枚の表にまとめたものが、財産目録(財産の一覧表)です。記入例を挙げます。

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種類内容所在・連絡先備考
預貯金○○銀行 △△支店 普通預金通帳は書斎の引き出し生活費用
不動産自宅(土地・建物)権利証は金庫名義は本人
保険○○生命 終身保険保険証券は書斎受取人は配偶者
負債住宅ローン○○銀行2030年完済予定

財産目録に決まった様式はありません。手書きでも、表計算ソフトでも問題ないとされています。相続法の改正により、自筆証書遺言に添付する財産目録はパソコンなどで作成できるようになりました。

作成の負担を軽くする方向で制度が整えられてきた経緯からも、まとめ方の自由度は高いと分かります。書式にこだわらず、見やすい形で構いません。

参考:法務省「民法及び家事事件手続法の一部を改正する法律について

STEP3 使っていない口座やカードを解約する

目録ができたら、数を減らす作業に移ります。見直しの基準は次のとおりです。

解約を検討する基準
  • 1年以上入出金がない口座
  • 引き落としに使っていないクレジットカード
  • 残高がわずかなまま置いている口座
  • 家族がまったく把握していない金融機関の口座

預貯金は相続税の対象となる財産に含まれるため、口座の数が多いほど家族の確認作業は増えていきます。使っていない口座を整理しておけば、自分の財産管理もより楽になるはずです。

解約には本人確認書類や通帳が必要になることが多いので、窓口や公式サイトで手順を確認してから動くと二度手間を避けられます。

STEP4 不用品を処分する

手放すと決めた物には、いくつかの処分方法があります。

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処分する不用品処分方法確認ポイント
家具、寝具など自治体の粗大ごみ回収申込方法、収集日、手数料
量が多い場合処理施設へ持ち込み搬入できる品目、受付時間
まだ使える家電や道具買取(リユース)買取の対象品目、査定の方法
量が多く運び出しが難しい場合業者への依頼一般廃棄物収集運搬業の許可の有無、見積もりの明細

家庭から出るごみ(一般廃棄物)の収集・運搬には、廃棄物処理法にもとづく一般廃棄物収集運搬業の許可、または市区町村からの委託が必要です。

国民生活センターによると、産業廃棄物処理業の許可しか持たない事業者とのトラブルが目立っています。依頼するときは許可業者を探し、複数社から見積もりを取って追加料金の有無を確認するよう呼びかけています。

判断に迷うときは、お住まいの市区町村の窓口へ問い合わせるのが確実です。

参考:国民生活センター「不用品回収サービスのトラブル

STEP5 エンディングノートにまとめる

ここまでの内容をエンディングノートにまとめておくと、家族に伝えやすくなります。書いておきたい項目を整理しました。

エンディングノートに書く項目
  • 財産の一覧と、書類の保管場所
  • 契約中のサービスと、解約に必要な情報
  • スマホやパソコンのロック解除に関する情報
  • 医療や介護についての希望
  • 連絡してほしい方の一覧

書き終えたら、保管場所を家族の誰かに伝えておいてください。伝えていないと、せっかく書いた内容が届かない可能性があります。

財産の分け方まで決めたい場合は、先ほど述べた遺言書を用意し、家族にその旨を伝えましょう。

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💡 専門家からの補足

身辺整理の順番を守ることより、少しでも作業を進めることを優先するのが得策です。STEP1ですべてを書き出せなくても、思い出した分を書き足していけば目録は徐々に埋まっていきます。

ご相談の場では、一部の項目だけが埋まった状態でお持ちいただくことも少なくありません。その状態からでも、次に確認すべき項目は整理可能です。

身辺整理を進めるときの注意点

身辺整理を無理なく続けるために家族への相談や個人情報の扱いなど気をつける5点を示す見出し画像

身辺整理は、進め方を誤ると体調を崩したり、家族との間に行き違いが生まれたりします。安心して続けるために、気をつけたい点を5つ整理しました。

一度にすべてを終わらせようとしない

片付けは、慣れた家の中で普段しない動作をする作業です。続けやすい区切り方を挙げます。

続けやすい区切り方
  • 作業開始前に、作業時間や整理する場所を決める
  • 引き出し1段など、小さい単位から始める
  • 重い物や高い場所の作業は、人がいる日にまとめる
  • 疲れを感じたら、判断を翌日に持ち越す

作業に没頭しすぎたり、疲れているのに作業を継続したりすると、事故のリスクが高まります。作業量を欲張らないことで、けがのリスクを減らすことも可能です。

終わらせる日を決めるより、続く仕組みをつくるのが無難です。

家族や相続人に相談しながら進める

身辺整理を進める前に作業について情報共有しておくと、行き違いを防ぎやすくなります。伝えておきたいことは以下のとおりです。

家族に伝えておきたいこと
  • 身辺整理を始めたということ自体
  • 手放す予定の品のうち、家族の思い出に関わるもの
  • 財産目録やエンディングノートの保管場所
  • 相談したい専門家がいる場合は、その連絡先

誰が相続人になるかは民法で定められており、配偶者は常に相続人になります。配偶者以外は、子、直系尊属(父母や祖父母)、兄弟姉妹の順で相続人になる仕組みです。誰に関わる話なのかが分かれば、声をかける相手も絞れます。

良かれと思って処分した品が、あとで思い出をめぐる行き違いにつながる場合もあります。迷う品は残したうえで相談する形にしておくと安心です。

人間関係の整理は慎重に進める

人づきあいの見直しは、進め方によって受け取られ方が変わります。

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進め方具体例気をつけたい点
穏やかな方法年賀状じまいのあいさつ状を出す感謝を伝え、今後の連絡手段を書き添える
穏やかな方法連絡の頻度を無理のない形に変える相手に理由が伝わるようにする
避けたい方法連絡を絶ち、一方的に関係を終える誤解が残り、家族に説明が及ぶ場合がある

人づきあいの整理は、負担を減らすために行うものです。関係そのものを断ち切るようなやり方は、相手にも自分にも気まずさが残りやすくなります。年賀状じまいのように、穏やかな方法から検討するとよいでしょう。

大切な書類や個人情報の扱いに気をつける

処分の前に、個人情報が載っていないかを確認したい物があります。

処分前に確認したい物
  • 金融機関からの通知、取引明細
  • 保険や年金に関する通知
  • 医療機関の書類
  • 住所や氏名が印字された郵便物
  • 使わなくなったパソコンやスマホ

個人情報が載った書類は、そのまま資源ごみに出さず、細かく裁断するなど処分方法を確認してください。また、スマホやパソコンといった情報機器を処分する際にも注意が必要です。

なぜなら、それらの機器の中に契約に関する情報が含まれている可能性があるからです。機器を手放すときは、データを消したうえで処分することが欠かせません。

大きなものの処分は無理をせず業者に頼む

次のような場面では、自力での作業にこだわらないほうが安全です。

業者に頼んだほうがよい場面
  • タンスやベッドなど、一人で動かせない家具がある
  • 2階から運び下ろす必要がある
  • 処分する量が多く、自力では日数がかかる
  • 実家など、離れた場所の片付けが必要

依頼するときは、家庭のごみを扱う許可(一般廃棄物収集運搬業の許可)を受けているか、作業内容と料金の明細が示されているかを確認します。

産業廃棄物の許可や古物商の許可だけでは、家庭のごみは回収できない点も押さえておきましょう。

参考:環境省「廃棄物の処分に「無許可」の回収業者を利用しないでください!

参考:国民生活センター「不用品回収サービスのトラブル

💡 専門家からの補足

家族との行き違いが起きやすいのは、写真やアルバム、着物、食器など、金銭的な価値より思い入れが大きい品です。処分の前に写真を撮って共有しておくと、「見せてほしかった」という声を防げます。

ひと手間かかりますが、あとから説明する負担よりは軽く済むはずです。判断に迷う品は、期限を決めて保留にしておく方法もあります。

身辺整理で不動産の扱いに迷ったらPR mediaへ無料相談

身辺整理で実家や持ち家の扱いに迷ったらPR mediaへ無料相談できることを示す見出し画像

物の片付けは進んだのに、実家や持ち家の扱いで手が止まる方は少なくありません。家や土地は、価値の見当をつけるところから専門的な知識が必要になる分野です。

PR mediaでは、相続を入口に次のような内容を無料でご相談いただけます。

スクロールできます
相談できること内容
不動産の評価実家や持ち家が今どれくらいの価値なのか、目安を確認できる
活用・売却住み続ける、貸す、売るといった選択肢を並べて整理できる
リースバック自宅を売却したうえで、賃貸として住み続ける方法を検討できる
空き家買取使う予定のない家や土地の扱いを相談できる
生命保険・生前贈与財産の渡し方や、納税資金の準備を検討できる
相談料無料

PR mediaはグループとして、不動産の評価・活用・売却・リースバック・空き家買取から、生命保険や生前贈与までを横断して扱っています。そのため、住み続けながら整理する方法まで含めて相談できる点が特徴です。

売却を急ぐ必要はありません。まだ方針が決まっていない段階でも、選択肢を並べるところから一緒に考えられます。

なお、不用品の回収や遺品整理の実作業は専門業者の領域、遺言書の作成や個別の相続税の計算は司法書士・税理士の領域です。役割を分けたうえで、自分では整理しきれない部分の相談先としてご利用ください。

当メディアの調査では、実家が今売るとおおよそいくらになるかを尋ねました。「まったく知らない」が53.7%、「ほとんど知らない」が24.0%です。

実家の今後に向けて実際に行ったことを尋ねた質問では、「特に何もしていない」が79.3%を占めています。

動けていない方が多い分野であり、早めに情報を集めておくと、判断できる幅が広がる可能性があります。

(当メディア調査/2026年6月・親が持ち家の人300名)

ご相談は、1分で終わるアンケート登録から始められます。登録した時点で面談を求められることはありませんので、情報収集の段階でもお気軽にご利用ください。

相続のアンケートに回答するだけ

かんたん・スマホだけでOK!!

💡 専門家からの補足

ご相談で意外に多いのが、実家の価値を購入時の価格や近所の売り出し価格で考えているケースです。相続税で使う土地の評価額は、原則として路線価などをもとに算出します。

路線価は相続税の計算に用いる土地の価格の目安です。そのため、売買の価格とは決まり方が異なります。前提となる数字がずれていると、住み続けるか手放すかの判断もずれてしまうかもしれません。

早い段階で目安を確認しておくと、落ち着いて検討できます。

身辺整理に関するよくある質問

身辺整理を始める年齢や断捨離との違い・遺言書の要否などよくある質問をまとめた見出し画像

身辺整理を進めるなかで疑問になりやすい点を3つ取り上げます。判断に迷ったときの参考にしてください。

身辺整理は何歳から始めるのがよいですか?

年齢で決まるものではなく、ライフスタイルが変わるタイミングが身辺整理の始めどきです。

  • 判断の基準:年齢ではなく、生活が変わったかどうか
  • 始めやすい作業:書類の整理、毎月の引き落としの確認

定年退職、子どもの独立、引っ越し、親の相続を経験したときなどが、きっかけとして挙がりやすい場面です。20代や30代で、転職や結婚を機に持ち物と契約を見直す方もいらっしゃいます。

身辺整理と断捨離は何が違いますか?

扱う対象の広さが違います

  • 断捨離:物が中心
  • 身辺整理:物に加えて財産・契約・情報・人づきあいまで

断捨離は物を手放して暮らしを整えることに重心があり、身辺整理は財産・契約・デジタルデータ・人間関係まで含みます。片付けだけを進めても、預貯金や保険、契約中のサービスの情報は残ったままです。

物を減らす作業に加え、財産や情報関係、人間関係などを整理する作業もあると考えると分かりやすくなります。

身辺整理をするときに遺言書も用意したほうがよいですか?

財産の分け方を決めておきたい場合は、遺言書が必要です。

  • エンディングノート:希望を自由に書ける/法的な効力はない
  • 遺言書:分け方を指定できる/形式の要件がある

エンディングノートは希望を自由に書き残せますが、法的な効力はありません。分け方を指定したいときや、相続人以外に財産を渡したいときは遺言書を検討してください。

自筆で作成した遺言書は、法務局が保管する自筆証書遺言書保管制度を利用できます。ただし書き方や内容の判断は司法書士・弁護士の領域にあたるため、専門家に相談したうえで進めてください。

まとめ:身辺整理は無理のない範囲から、家や土地のことは早めに相談を

身辺整理は捨てる作業ではなく把握して伝える作業だとまとめた見出し画像

身辺整理は、物だけでなく財産・契約・デジタルデータ・人間関係まで含めて身の回りを整える取り組みです。記事の内容を振り返りながら、次に手をつける場所を決めていきましょう。

この記事のまとめ
  • 身辺整理は本人が行うもので、遺品整理は相続が発生したあとに家族が行う
  • 始めどきは年齢ではなく、定年退職や引っ越しなど生活が変わるタイミング
  • 整理する対象には、プラスの財産だけでなくマイナスの財産や契約・情報も含まれる
  • 進め方は、リストアップと財産目録づくりから始めると迷いにくい
  • 一度に終わらせようとせず、家族に相談しながら進める

5つを並べてみると、身辺整理は「捨てる作業」ではなく「把握して伝える作業」だと分かります。書き出す段階なら体力を使わないので、今日から手をつけられます。

そのうえで、実家や持ち家のように、自分だけでは整理しきれない部分も出てきます。価値の見当がつかない、住むかどうかも決めきれないという状態で止まってしまうのは、めずらしいことではありません。

一人で抱え込まず、PR mediaの無料相談で状況を整理してみてください。1分のアンケート登録から、気軽に始められます。

※本記事の制度に関する情報は2026年9月時点のものです。制度や運用は変わりますので、実際に手続きを進める際は最新の情報をご確認ください。

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この記事を書いた人

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PRmedia相続編集部は、相続に関する手続きや資産整理、不動産・生命保険・税金などの基礎知識を、初めての方にもわかりやすく発信する編集部です。

PR media株式会社では、代表取締役の藤森 何意と編集部員が、一般社団法人 相続診断協会認定の「相続診断士」資格を保有しています。

PR media株式会社を中心に、不動産投資・生命保険・賃貸管理・売買仲介に関わるグループ各社の知見も参考にしながら、「何から始めればよいかわからない」「誰に相談すべきかわからない」といった相続前後の悩みに寄り添う情報提供を行っています。

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